ＧＡＦＡと呼ばれる巨大ＩＴ企業の一角「アップル」の最高経営責任者ティム・クック氏が、日本テレビの単独インタビューに応じた。個人情報の利用について、「今よりも一貫性のある規制が必要」と持論を述べた。

ティム・クックＣＥＯ「私たちには今よりももっと一貫性のあるプライバシーに関する規制が必要です。アップルは、プライバシーは基本的な人権だと思っています。私はプライバシーのない社会を非常に恐れています。それは私たちや子供たち、またその子供たちにとって良い社会ではない。それはアップルの信念です」

近年、ＩＴ企業による個人情報の利用についてネットユーザーの不安が高まる中、日本政府は来年、個人情報の取り扱いを厳格化する法案を国会に提出する予定。

ティム・クック氏は、「大企業というものは、徹底的に精査されるべき存在」として、規制が整備されていくことについては一定の理解は示しながらも、「技術革新が制限されてはいけない」との懸念も示した。