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パソナ“就職氷河期世代”300人採用へ

2019年12月12日 20:17
パソナ“就職氷河期世代”300人採用へ

人材派遣大手のパソナグループはいわゆる就職氷河期世代の人、300人を来年4月から正社員として採用していくと発表した。

対象は雇用環境が厳しかった1993年ごろから2005年ごろに就職活動を行った30代後半から40代後半くらいの人で、来年4月からの1年間に合わせて300人を採用する。

採用者は、パソナが兵庫県淡路島などで行っている地方創生事業に携わり、仕事内容は企画や営業、ホテルや飲食店などでのサービス業、農業などのほか、テーマパークで働くダンサーや歌手など多岐にわたる。これまで定職に就いたことがない人も積極的に採用する方針で、採用者全員にビジネスマナーや専門知識を学ぶ6か月間の研修を行うという。

パソナは今年度から65歳以上の採用も始めており、今後は新卒の採用枠を半分程度にしぼり、シニア層、ミドル層の採用を広げていきたい考え。