日本の貿易収支、19か月連続の赤字 円安や原油価格の高騰など影響
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16日に発表された日本の貿易収支は、円安や原油価格の高騰などの影響で19か月連続の赤字となりました。
財務省が16日に発表した輸出額から輸入額を差し引いた2月の貿易収支は、前の年の同じ月と比べ輸入が8.3%増え、輸出の6.5%の伸びを上回り、8977億円の赤字となりました。
赤字は19か月連続で、比較可能な1979年以降、2月としては過去最大の赤字額となりました。
アメリカなどへの自動車などの輸出が増えたものの、それを上回る形で、ロシアのウクライナ侵攻による影響や円安で、オーストラリアなどからの石炭といったエネルギー関連の輸入額が増えたことが主な要因です。