安倍首相、マスクや医療防護服の増産求める
新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が深刻化する中、安倍総理大臣はマスクや医療防護服などを生産する企業にさらなる増産を要請しました。
安倍総理「売れ残ったらどうしようと心配しておられる事業者の方もおられるかもしれませんが、万が一、売れ残るようなことがあれば、国が備蓄用としてしっかりと買い上げを行います。どうか、ご安心をいただきまして思い切った増産を行っていただきたい」
テレビ会議の場で、安倍総理は「これまでの対策も含め医療用製品の確保に2500億円規模の予算を用意する。必要があれば、予備費も投入していく」と述べました。
これに対し企業側からは医療機器や用品の増産に加え、各社の具体的な取り組み内容が示されました。
ソニーは医療機器メーカーと協議し、生産を受注する形で、今後3か月程度で人工呼吸器の生産を開始し、1000台以上の供給支援を実現したいと述べました。
また、資生堂は今まで製造をしていなかった消毒液の生産体制が今週整い、月20万本以上を毎月供給していくということです。
さらに、トヨタは軽症感染者の移送に使う車両の提供など支援の取り組みを進めているとしました。