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日産 11年ぶり6712億円の最終赤字

2020年5月28日 22:22
日産 11年ぶり6712億円の最終赤字

日産自動車は、今年3月期の連結決算が6712億円の最終赤字になったと発表しました。11年ぶりの赤字です。

日産が28日に発表した今年3月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が404億円の赤字、最終損益が6712億円でした。巨額な赤字になったのは、新型コロナウイルスの影響による新車販売台数の減少に加えて、今後の経営再建を実行するための構造改革の費用として6000億円程度を計上したためとしています。

最終赤字となるのは、リーマンショックの影響を受けた2009年3月期以来11年ぶり、赤字幅はゴーン元会長が再建に向けて改革を行った2000年3月期に匹敵します。

また、あわせて、日産の内田社長の下では初めての中期経営計画が発表されました。

日産・内田誠社長「日産らしさを取り戻すこと、ここに我々が今回の中期の修正計画として断行していく」

計画では、ゴーン会長時代の拡大路線を転換し、生産体制を年間540万台とこれまでより2割削減します。また、生産の効率化で、固定費を3500億円程度減らしていくとしています。

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