日産 10年ぶり新車種「キックス」発表
経営再建中の日産自動車は、新たな中期経営計画の下で、およそ10年ぶりとなる国内市場向けの新車種を発表しました。
今回、日産が発表したのは、ハイブリッドシステムを搭載した小型SUV車「キックス」です。今回の新車種に搭載されるハイブリッドシステム「e-POWER」は、ガソリンエンジンで発電した電気でモーターを動かすことで、運転中の静かさと加速力の強さが両立できるということです。
日産が国内市場へ新車種を投入するのは、軽自動車を除く乗用車としてはおよそ10年ぶりとなります。
国内市場では、家族で乗れて荷物を多く載せることができるスポーティーな車が売り上げを伸ばしていて、今回の新車種も室内のスペースを広くした設計ということです。
日産は先月発表された中期経営計画で、これまでのモデル数を2割削減した上で、売り上げが好調なSUVなどのモデルへ経営資源を集中していくと発表しています。
今後はむこう1年半で12の新型車を投入し商品力を強化するとしていて、来月には新型の電気自動車を発表するということです。