日産、欧州工場で人工呼吸器など製造へ
日産自動車は16日、ヨーロッパの工場で新型コロナウイルス対策のためのフェイスシールドや人工呼吸器を製造すると発表しました。
日産自動車によりますと、イギリス中部サンダーランドの工場では医療従事者への飛沫感染を防ぐフェイスシールドの製造をはじめたということです。
イギリスでは、医療従事者の感染対策が喫緊の課題となっていて、1週間で10万枚を製造し、医療機関に届けるとしています。
一方、スペイン・バルセロナにある日産の工場では、今週から人工呼吸器の製造をはじめるということです。
人工呼吸器は、重症患者の治療に不可欠で、世界的に需要が高まっています。
一日あたりの180台の製造が可能で、今後感染拡大が懸念されている開発途上国へも供給するとしています。