「景気ウォッチャー調査」景気現状指数が2か月連続で低下 先行き示す指数は4か月ぶり上昇
小売りや飲食、サービス業などで働く人たちに景気の実感を聞く「景気ウォッチャー調査」で、景気の現状を示す指数が2か月連続で下がりました。一方、先行きを示す指数は、4か月ぶりに上昇しました。
内閣府が12日に発表した去年12月の景気ウォッチャー調査で、景気の現状を示す指数は47.9となり、前の月より0.2ポイント下がりました。2か月連続の低下となります。
行動制限のない年末を迎え、「来客数は徐々に増加している」「インバウンド売り上げが好調」との声があがる一方で、「物価上昇による客の節約意識は強い」「材料価格は高騰したまま」などの声があがりました。
また、2~3か月先の景気を示す指数は47.0と、前の月より1.9ポイント上がり、4か月ぶりの上昇となりました。
内閣府は調査結果について、「景気は持ち直しの動きがみられる」とした上で、先行きについては、価格上昇の影響などへの懸念がみられるとして判断を据え置きました。