「骨太の方針」閣議決定 コロナ対策など柱
政府は17日、ことしの「骨太の方針」を閣議決定しました。主な柱は新型コロナウイルス対策とデジタル化の推進、災害対策に向けた国土強靱(きょうじん)化です。
安倍首相「本年の骨太方針は、世界が新型コロナウイルス流行という、まさに歴史的な危機に直面する中で、強い意志をもった未来志向の骨太方針としており、副題も『危機の克服 そして 新しい未来へ』と致しました」
17日の閣議で「経済財政運営と改革の基本方針」、いわゆる「骨太の方針」が決定されました。
政府は頻発する豪雨災害を受け、今月8日に示した「骨太の方針」の原案に、防災・減災や国土強靱化を柱の1つに加えました。そこでは今年度で終わる3か年の防災などの緊急対策が終わった後も「中長期的な視点に立って計画的に取り組む」と追記し、十分な予算確保することなどを盛り込みました。
また、新型コロナウイルスの感染対策では、PCR検査センターの設置や民間検査機関活用の一層の拡大をあげています。
デジタル化についても今後1年間を集中改革期間とし、内閣官房に司令塔機能を設けて、行政も含めた社会全体のデジタル化を加速させるということです。
政府は、年内に実行計画を策定し、新たな日常の早期実現に向けて取り組んでいくとしています。