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大戸屋の従業員 コロワイドTOB“反対”

2020年7月17日 22:59
大戸屋の従業員 コロワイドTOB“反対”

定食屋チェーン大戸屋ホールディングスの従業員が記者会見を行い、外食大手コロワイドによるTOB(=株式公開買い付け)に反対する意向を明らかにしました。

大戸屋は、先月の株主総会で筆頭株主であるコロワイドの実質的な支配下になる提案を退けましたが、その後、今月9日にコロワイドが株を過半数まで買い増すことを宣言しています。

この株を買い増す発表を受けて、17日、大戸屋の従業員有志が株主に対し、コロワイドに株を売らないよう訴えました。

大戸屋の従業員「ぜひ、できるだけ(大戸屋の株を)長期保有をしていただきたい。コロワイドさんのTOBには応募しないでもらいたい」

また、会見ではコロワイドへの不信感をあらわにしました。

大戸屋の従業員「(コロワイドは)我々が大事にする経営理念に対して否定するといいますか、そこに理解というもの、理念感の話が全く出てこない」

大戸屋では、全社員のうちおよそ8割にあたる401人が、コロワイドの子会社になることに反対していて、もし傘下となった場合には、退職を考える従業員もいるということです。

一方、大戸屋の経営陣は、週明けに臨時取締役会を開き、会社として、正式に、コロワイドのTOBへの反対を決議する方針です。