販売台数減もテレワークで…通信3社四半期
通信大手3社の4月から6月までの決算発表が行われました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各社とも携帯端末の販売台数が落ち込みましたが、テレワークなどの広がりで、その落ち込み分を補う決算内容となりました。
通信大手のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの4月から6月までの四半期決算の発表が先週末から4日にかけ、相次いで行われました。
3社とも、緊急事態宣言を受けて、店舗を時短営業にしたことなどで、携帯端末の販売台数は去年より落ち込みました。
一方、感染対策として行われたテレワークの増加で、会社以外でも仕事ができる環境を整えるための設備購入や、ネット回線の契約などの売り上げが好調で、ドコモとKDDIが増益、ソフトバンクは純利益がおよそ8%減にとどまりました。
また、3社は高速で大容量の通信が可能な5Gのサービスを春から開始していますが、契約数はまだ少なく、普及しているとは言えない状態です。
通信各社は、5Gの基地局の増設を急ぎ、手頃な価格の5G対応端末のラインナップを増やすことで、5Gサービスの普及を加速させたいとしています。