大手夏のボーナス 前年比1万9960円減
大手企業の夏のボーナスの集計結果が発表され、去年より1万9960円少ない90万1147円となりました。
経団連が調査した夏のボーナスの金額は大手企業153社、93万人の平均で去年より1万9660円少ない90万1147円となりました。
90万円をこえる高い水準ではありますが、2年連続で前年を下回り、経団連では新型コロナウイルスによる業績悪化の影響が少しづつ出始めていると分析しています。
業種別ではインバウンド需要が激減したホテル業や、米中の貿易摩擦で業績が悪化した鉄鋼業ではボーナスの平均額が去年より20%以上減りました。
しかし、ボーナスの金額は新型コロナウイルスの感染が拡大する前の業績をもとに決めている大手企業が多く、全体の平均では2.17%の減少にとどまりました。
経団連では、新型コロナウイルスの影響は夏よりも冬のボーナスに反映されやすいとして、冬のボーナスはさらに減るとみています。