日本初ドローン配送サービススタート 長野
自宅で商品を選べば、運んでくれるのは、ドローンです。中山間地などに住む高齢者の買い物支援にと自治体が中心となった日本初のサービスが長野県伊那市で始まりました。
荷物を運んできたのは、自動運転のドローン。伊那市で5日から始まった配送事業サービスで中山間地に住む高齢者など、買い物に行くことが困難な人を支援しようとするものです。
市とKDDI、地元のケーブルテレビ局が連携して2年前から実験を進めてきましたが、自治体を中心にドローンの配送サービスを行うのは日本で初めてだということです。
市によりますと、買い物に行くことに不便を感じている75歳以上の割合が最も多い伊那市長谷の4つの地域で、5日から利用できるようになりました。
利用者は、テレビ画面から現在100品ほどある商品の中から選んで購入。地元のスーパーで、用意された商品を詰め込みドローンが飛び立つと12分ほどで指定された場所に届くということです。
今後、取り扱える商品を300品ほどまで増やすほか、来年度には、さらに市内4つの地域でサービスを始めたいとしています。