メガバンク3社の中間決算出そろう 円安で海外ビジネスの収益など好調、堅調な結果に
メガバンク3社の今年4月から9月までの中間決算が出そろいました。円安で海外ビジネスの収益などが好調なことから堅調な結果となりました。
メガバンク3社が14日までに発表した今年4月から9月までの決算で各グループの純利益は、「三井住友フィナンシャルグループ」が去年の同じ時期に比べて15.2%増となる5254億円、「みずほフィナンシャルグループ」が13.4%減の3339億円でした。
「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は70.4%減の2310億円と株式譲渡に伴う会計処理の損失などで大幅減益となったものの本業のもうけを示す業務純益は去年の同じ時期より2577億円プラスの8952億円でした。
いずれのグループも円安の影響で海外決済ビジネスなども好調なことから底堅い業績となっています。
ただ、アメリカでの金利上昇で各グループの持つ外国債券の含み損が増加していて、3メガバンクを合わせると4兆円規模となっています。