新型コロナウイルスについて専門家らによる分科会が開かれ、感染状況について新規感染者数は下降傾向にあるとの認識を示しました。

東北大学大学院・押谷仁教授「現在のところ７月の２７～２９日ぐらいにピークがあるように見えます。下降傾向にあると考えても必ずしも間違いではないと」

分科会では感染状況について７月２７日から２９日くらいにピークがあるように見えると分析しました。

その上でこの傾向が続くかは慎重に見極めなければならないとしながらも、感染はピークに達し、下降傾向にあるとの認識を示しました。

地域別では東京は７月終わりにピークが見え、下降傾向にあると指摘しました。

一方で大阪や沖縄、愛知、福岡などで重症者が増える傾向にあるとして３密防止など基本的な感染防止策を求めました。

また分科会ではワクチンが開発された際に医療従事者や高齢者、基礎疾患を持つ人に優先して接種する方向でまとまりました。

また感染の疑いのある患者を積極的に診療する救急隊員、保健所の職員や高齢者施設などの従事者妊婦も優先接種の対象にするか検討していくとしています。

ワクチン接種に関しては地方自治体に負担が生じないよう国として財政支援をする必要があると提言したという事です。