ドコモ口座被害1千万円 全行新規登録中止
「ドコモ口座」を悪用した不正出金が多発していることを受けて、ドコモは10日、提携する全ての銀行で新規登録を中止しました。被害額はこれまでに1000万円に及んでいます。
ネット上の決済サービスドコモ口座を悪用した不正出金はこれまでに被害が34件、総額1000万円にのぼっています。
これを受け、ドコモでは10日、連携している35行すべてでドコモ口座の新規開設を中止しました。
一方、すでに連携済みの口座については混乱を避けるため利用を停止しないということで、ドコモは、被害が出た場合には全額補償するとしています。
ドコモ口座をめぐっては去年5月にもりそな銀行で不正出金が起きていました。その際、出金限度額を引き下げたものの、口座開設についてはフリーメールを含むメールアドレスなどで簡単にできてしまう仕組みのままとなっていて、「なりすまし口座」がつくりやすい状況となっていました。
ドコモでは、携帯電話番号の登録を義務づけるなど、システムを変更し、セキュリティーを高めるとしています。