窓口効率化 大手銀で対人“非接触”続々と
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、大手銀行では窓口の業務を効率化し、人との接触を減らせるという店舗が相次いで開店しています。
24日、三井住友銀行がオープンした店舗では、人がいる窓口のすぐ横に高機能ATMと呼ばれるものが設置されています。従来の窓口のように現金を銀行員が扱うのではなく、渡されるQRコードによって客が高機能ATMで現金の入金や出金を行います。
現金を人が数える手間や接客を簡略化し、業務の効率を上げるほか、人同士の接触や店内で客が待つ時間を減らして、新型コロナウイルスの感染を防ぐとしています。
みずほ銀行も今月、窓口を縮小する一方、相談スペースを拡充した次世代型の店舗をオープンしました。店頭に設置しているタブレット端末で、印鑑を使うことなく銀行口座の開設や、税金の支払い手続きなどが可能です。
大手銀行はこうした「非接触型」の店舗を今後も広げる方針です。