魚にQRコード 海の「見える化」
漁師やIT企業がタッグを組んで、海の「見える化」を始めました。
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東京・目黒にある「sakana bacca 中目黒店」。
並べられた魚をよく見ると、QRコードがあります。
QRコードを読み取ると、スマートフォンで魚がとれた時間や場所、そして、生産者の顔を見ることができます。
「フィッシュパスポート」という取り組み。いつ、どこで、誰がとった魚かすぐにわかるようにすることで、安心安全に味わってもらいたいと、始まりました。
海光物産・大野和彦社長「安いからたくさんとるのではなくて、来年も再来年も5年後、10年後も100年後もおいしい魚が食べられるように」
漁獲方法までさかのぼれるので、乱獲などを防ぎ、海の資源を無駄にしない、というメリットもあります。
食べ物を無駄にしない取り組みはほかにもあります。食品の宅配を手がける、オイシックス・ラ・大地が15日に発表したのは、20分でリゾットなどが作れるというセットです。
実は、使っている米は、余ってしまっている酒米です。
これまでにも、大根の皮やブロッコリーの茎を使ったチップスなど、捨てられる食材を活用した商品を発表してきました。
オイシックス・ラ・大地 高島宏平社長「余っているものは安かろうとやっちゃうと、だったら捨てる方が安いとなっちゃう。しっかり価値を伝え販売できれば(ビジネスとして成り立つ)」
今月21日からは、食品ロス削減につながる商品を集めたオンラインストアがオープン。
環境に優しく、食品ロスをなくす取り組みが広がっています。