新規国債発行額 112兆円超に
今年度の赤字国債の発行額が112兆円を超える見込みです。新規の国債発行額が100兆円を超えるのは初めてで、赤字国債への依存度も過去最悪となる見通しです。
新規の国債発行額は当初予算では32.6兆円でしたが、二度の補正予算を編成したことで90.2兆円まで増えていました。
政府は15日、第三次補正予算案を閣議決定し、一般会計は19.2兆円となります。
さらに税収の見通しが当初の予想を8兆円程度下回って55兆円程度になるため、赤字国債で財源を補うことが必要になったものです。
総額は112兆円を超える見込みで、発行額が初めて100兆円を超え、国債への依存度も過去最悪となる見通しです。
これまで最も大きかったのは2009年度の52兆円で、今年度は2倍以上に膨らむことになり、財政健全化はさらに遠のくことになります。