冬のボーナス ほぼ全ての業種で減少
大手企業の冬のボーナスがほぼすべての業種で大幅に減少したことがわかりました。
経団連の調査によりますと大手企業の冬のボーナスの平均額は86万5621円で、去年に比べて8万5790円減少しました。
新型コロナの影響でほぼすべての業種で業績が悪化したためで、平均額がマイナスとなったのは東日本大震災の翌年の2012年以来、8年ぶりです。
業種別では、緊急事態宣言で百貨店などの長期休業が響いた「商業」がマイナス32パーセントとなったほか、「私鉄」がマイナス22パーセントなどとなっています。
一方、通信販売などの増加で、「紙・パルプ」「情報通信」が好調で、プラスとなりました。
経団連では「夏のボーナスよりコロナの影響が色濃く出ており、来年も厳しい数字が予想される」とみています。