日経平均続落 緊急事態宣言発出検討で警戒
ことし最初の取引である大発会を迎えた1月4日の東京株式市場で日経平均株価は値を下げました。昨年12月30日の終値に比べて185円79銭安い2万7258円38銭で取引を終えました。
4日朝の東京市場は、昨年おおみそかのアメリカの株高を受けて買い注文が優勢で始まりましたが、その後は、売り注文が広がり、平均株価は値下がりに転じました。
国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が増える中、首都圏一都三県に緊急事態宣言の発出を検討するとの速報が流れると、経済活動への影響に対する懸念から、平均株価の下げ幅は400円を超える場面もありました。
一方で、日銀による上場投資信託(ETF)の買い入れへの期待などから買い注文が入ることもありました。東証1部の売買代金は、概算で1兆9441億円。東証1部の売買高は、概算で9億5648万株。