昨年の企業倒産 11年ぶり1万件超
去年1年間で全国で倒産した企業の数が、1万件を超えたことがわかりました。
東京商工リサーチによりますと、去年1年間の全国の企業倒産件数は、前の年から15.1%増え、1万6件でした。
1万件を超えたのは2013年以来、11年ぶりです。
物価高や賃上げなどで収益性が悪化し、倒産した企業が増えたということです。
またコロナ禍で中小企業向けに導入されたいわゆる「ゼロゼロ融資」を利用していた企業が業績不振で返済ができなくなり、倒産に至った事例も目立ったということです。
帝国データバンクと東京商工リサーチは今年の見通しについて、“物価高に加え、経営者の高齢化や人手不足の影響がさらに加速することなどから、企業の倒産件数はゆるやかに増加する”としています。