大手銀行、住宅ローン金利を発表 変動金利の引き上げは行われず
大手銀行は29日、4月から適用する住宅ローン金利を発表しました。日本銀行が、17年ぶりの利上げに踏み切ってから初めての発表でしたが、変動金利の引き上げは行われませんでした。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が発表した4月の住宅ローン金利で、変動金利は各行とも据え置いたままとなりました。
住宅ローンの変動金利は、日銀の政策金利に連動する傾向があり、日銀が今月、17年ぶりの利上げに踏み切ったことから、住宅ローンの変動金利も上昇するのかどうか注目が集まっていました。
日銀が利上げしたとはいえ、実質的な上げ幅は小幅にとどまったことから、大手各銀行は住宅ローンの変動金利を決める基準となる「短期プライムレート」をこれまでと同様に据え置き、変動金利も引き上げられませんでした。
今後、日銀が追加の利上げに踏み切れば上昇する可能性もあります。また長期金利に連動するといわれる住宅ローンの固定金利についても、大きな変動はありませんでした。
【10年固定型住宅ローン(最優遇金利)】
三菱UFJ銀行:0.98%(変動なし)
みずほ銀行:1.40%(変動なし)
三井住友銀行:1.39%(3月比で0.25ポイントアップ)