金融庁 ビッグモーターと損保7社に報告徴求命令 損保ジャパンに対し踏み込んだ調査も
鈴木金融担当相はビッグモーターと損害保険会社7社に、法律に基づく報告徴求命令を出したことを発表しました。損保ジャパンに対して踏み込んだ調査を行うとしています。
鈴木金融担当相は先月31日、ビッグモーターに対し、保険金不正請求問題の原因究明などのために、法律に基づく報告徴求命令を出したと発表しました。
保険の代理販売で内部統制=ガバナンスに問題がなかったかなど確認していきます。
また、ビッグモーターに保険販売を委託していた損害保険会社7社に対しても報告徴求命令を出していて、不正行為の被害を受けた顧客などへの対応状況などを確認します。
鈴木金融担当相「損害保険ジャパン株式会社については、顧客の被害回復に向けた適切対応に加え、事実認識や、ビッグモーター社への出向者にかかる事実関係、一社だけ顧客紹介を再開した際の経緯などについても確認を行う」
特に、ビッグモーターと関係の深かった損保ジャパンに対して、踏み込んだ調査を行う方針です。
金融庁は、一連の不正行為に関連して「保険契約者保護に欠ける問題が見つかれば厳正に対処する」としています。