日経平均3万5000円上回る 今後の株価を決めるカギは…
日経平均株価が上昇し3万5000円を超えました。およそ34年ぶりの高値水準となります。
年明けから連日、バブル期後の最高値を更新し、今年の干支である「辰」にちなんだ「昇り竜」の格言通りの展開となっています。
11日朝の東京株式市場で日経平均株価は3万5000円の大台を突破し、午前の終値は3万5110円52銭でした。
この3日間であわせて1500円以上の上げ幅となっていますが、背景は、大きく3つあります。
一つ目は、アメリカでの株高の流れ。二つ目は1ドル=145円と円安が進み、円安で有利となる輸出関連企業を中心に株が買われていること、そして三つ目には、1月から始まった新NISAの制度です。非課税となる金額が増え、始める人が増えたことが株価を下支えしています。
この株高が今後も続くのか、カギはいよいよ本格化する「春闘」=賃上げ交渉です。賃上げが進み、経済が活性化し、好循環がつくれるのかが注目となります。