農林水産物「輸出産地」公表 目標は5兆円
農林水産省は2030年までに農林水産物などの輸出額を5兆円にする目標に向けて、輸出向けの生産に取り組む「輸出産地」を公表しました。
農林水産省は昨年11月に取りまとめた輸出拡大実行戦略で、海外への輸出拡大を目指せる品目として、和牛やりんご、ぶりなど27の品目を選定していました。
農水省はこの品目について、輸出向けの生産に取り組む「輸出産地」を公表するとしていましたが、16日、現在までに都道府県や業界団体と調整がついた23の品目について353の産地を「輸出産地」リスト化したと発表しました。
リスト化された産地は2021年度中に具体的な輸出額の目標や取り組み内容を明確にした事業計画を作成することになっていて、認定されれば施設整備などの補助金が優先的にもらえるようになります。
農水省は検討中の産地についても、今後、追加でリストに載せていくとしています。