「大戸屋」メニュー改訂と新戦略…値下げも
外食大手の「コロワイド」に昨年買収された定食チェーンの「大戸屋」がメニュー改訂と新戦略を発表しました。
大戸屋が8日に発表したのは、新商品のハンバーグや、リニューアルした黒酢あん定食などのメニューで、肉料理を多く取り入れることで、離れてしまった男性客を取り込みたいとしています。
大戸屋・蔵人賢樹社長「大戸屋のクオリティーに関わる部分は一切変えておりませんので、それ以外の非効率な部分を一部セントラルキッチンを導入して、現場の方にモチベーション高くやってもらう」
店舗ではカット野菜を使ったり、食材を絞ったりすることで仕込みの時間を以前の半分ほどまでに減らし、食事を提供するまでの時間も30秒から1分ほど短くできる見込みだということです。また、料理の価格はおよそ20円値下げします。
大戸屋はこのほか、百貨店などで総菜や弁当を売る新規事業を始め、スポーツジムと協業してジムの会員向けに食事提供なども行う予定だとしています。
去年の経営をめぐる混乱を乗り越え、「食の総合企業」として再出発を図りたい考えです。