苦境の業界 ワタベウェディング経営再建へ
ブライダル業界大手のワタベウェディングは、医薬事業やホテル事業を展開する興和グループの傘下で経営再建に取り組むと発表しました。
ワタベウェディングは、新型コロナウイルスの影響で結婚式のキャンセルや延期が相次ぎ、経営が困難となったことから、興和グループをスポンサーとし、経営を立て直す方針を発表しました。興和グループから20億円の出資を受け、完全子会社となることを5月末の株主総会ではかる予定です。
ワタベは、目黒・雅叙園やメルパルクホールを子会社に持つ業界3位で、ハワイでのリゾート婚をいち早く始めるなど海外結婚式を主力としていました。
去年、営業拠点など30か所を閉鎖し、社員およそ2割の希望退職を実施していました。ワタベでは今後の挙式や宴会、取引に影響はないとしています。