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病院経営者の家族が“割り込み接種” 韓国

2021年3月3日 15:16

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった韓国で、病院経営者の家族が“割り込み接種”したとの疑惑が浮上し、政府は厳しく非難し、刑事告発などを検討する方針です。

問題の接種は、先月26日、ソウル近郊の東豆川の療養型病院で起きたものです。本来の接種対象は病院の従業員と入院患者に限られていますが、病院の理事長の家族もワクチン接種を受けたということです。

韓国・丁世均首相「防疫当局は事実関係を詳細に明かし、可能なだけ全ての制裁手段を検討して、厳正措置してください」

保健当局は、この家族は接種対象者ではないとして、病院とのワクチン接種の委託契約を解除し、残りのワクチンを全て回収しました。

さらに刑事告発を含めて厳正に対処するとしていて、ほかの施設についても不正な接種がないか、管理を強化する方針です。

一方、韓国メディアによりますと病院側は、この家族が役員に就任する予定だったと主張しているということです。

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