ルネサス 5月中に火災前の生産水準目指す
半導体大手のルネサスエレクトロニクスは先月から火災で停止していた自動車向け半導体の生産について5月中に火災前と同じ水準を目指すと明らかにしました。
ルネサスエレクトロニクスは先月19日に茨城県ひたちなか市の工場で火災が起き、自動車用の半導体の生産が一部できなくなっていましたが17日、生産を再開させたということです。
ただ、今の生産能力は火災前の水準の10%程度にとどまっていて、ルネサスは今週中に30%、今月中に50%、来月中に100%と段階的に生産能力を戻すことを目指すとしています。
一方、生産は再開したものの、焼けた製造装置で復旧のめどがたっていないものもあるため、自動車用の半導体の「出荷量」が火災前の水準に達する完全復旧には2か月あまりかかるとの見通しを示しました。