経団連と大学が協議“インターン”明確に
経団連は1年あまりにわたって大学関係者らと協議してきた「教育」と「採用活動」の改革について発表しました。インターンシップの名を借りた採用活動が行われないよう、明確な定義づけも行いました。
企業トップらと大学関係者らによる協議会では、デジタル人材のニーズの高まりや、転職の増加などを受けて、社会人が大学で学び直せるリカレント教育拡充の重要性が共有されました。企業と大学が合同で「リカレント教育」のプログラムを開発するなど、取り組みの強化を目指します。
また、インターンシップを学生のキャリア教育に生かす方策についても議論されました。
経団連・古賀審議員会議長「大学から見ると、企業は非常に悪い考えの人も多くて、インターンシップの名を借りて採用活動に利用しようとしてる人ばっかりだと思ってる先生もいる」
これまで1日だけでもインターンシップと呼ばれていたことから、明確な定義づけを行いました。“学生が、自分自身がその仕事で通用するのかどうか、見極めることを目的とした活動”で、“実際にその企業で業務に従事すること”としています。
経団連と大学側は今後も連携して改革を進める予定です。