手放し運転も 最新の自動運転技術が一堂に
政府や自動車メーカーなどが連携し自動運転の研究開発を進めるプロジェクトで、最新の自動運転技術が搭載されたクルマが一堂に会しました。
これは自動車メーカーからトヨタ、日産、ホンダ、スバルの4社のほかベンチャー企業や大学、部品メーカーが参加した試乗会で、最新の自動運転や運転支援の技術が搭載されたクルマが勢ぞろいしました。
手放しで運転できる高度運転支援システムを搭載した市販車や、決められた場所など一定の条件下で無人運転が可能な自動運転「レベル4」に相当する技術を搭載した車両が公道を走ります。
現在の法律では、システムが自動で運転する場合でも、運転席には人がいる必要がありますが、緊急時以外の自動運転では乗っているだけですみます。
他にも、信号が変わるタイミングを通信で受信し、赤信号の場合には前もって自動で緩やかに減速を行う技術や、草や木が邪魔で目視できないクルマや人も、レーダーで捉えて動きを予測し、減速やハンドルの操作を自動で行う技術など、最新の技術が搭載された実験中のクルマも公開されました。
このプロジェクトでは、2025年をめどに「レベル4」の実用化を目指して、産学官で協力して法整備を進めていきたいということです。