野村HD 損失額が約3100億円の見通し
証券大手の野村ホールディングスが先月、顧客との取引で多額の損失が出る可能性があるとしていた問題について、損失額がおよそ3100億円になる見通しを明らかにしました。
野村ホールディングスは27日、2021年3月期の決算発表を行い、アメリカの子会社で起きた顧客との取引による損失額が、およそ3100億円になる見通しを明らかにしました。
そのうち、今回の決算には、2457億円の損失を計上し、連結最終利益は前年に比べておよそ29%減の1531億円になったと発表しました。
損失は、2022年3月期の決算にも影響するということで、現時点で、さらに620億円が計上される見通しということです。