配達用ロボット実用化に向け 業界団体発足
配達用の自動ロボットの開発や運用に関わる8社が業界の垣根を越えて集結し、実用化に向けた業界団体を発足させました。
配達用の自動走行ロボットの業界団体を発足させたのは、川崎重工、ZMP、TIS、ティアフォー、日本郵便、パナソニック、ホンダ、楽天の8社です。
日頃、競争関係の各社の配達用ロボットが今回一堂に会し、ずらりと並んでいます。団体発足の理由は、早期の実用化に向けた事業者側の統一したルール作りです。
コロナ禍でインターネットでの買い物需要がさらに高まるなか、宅配業では配送の担い手不足が課題となっていて、自動で走行し、自動車よりも小回りがきくロボットでの配達が期待されています。
各社がそれぞれ実証実験を行っていますが、自動配送ロボットが実際に公道を走るために、政府は、道路交通法の改正案を今国会で提出する予定です。
協会としても、事業者側で自律するための統一した安全基準を定めたいということです。