国の税収67兆379億円 2年連続で過去最高
財務省が発表した2021年度の国の税収は、企業の業績回復を背景に、67兆円あまりと2年連続で過去最高となりました。
財務省によりますと、昨年度の一般会計の決算で、税収が67兆379億円となり過去最高となりました。
企業の業績が回復傾向にあることから法人税がのびたほか、雇用が回復したことから給料などにかかる所得税がのびたことなどが背景にあります。また、個人消費が持ち直したことで消費税の税収も増えました。
ただ、昨年度は一般会計の当初予算で107兆円程度を計上していて、さらにコロナ対策や景気対策のために35.9兆円と過去最大の補正予算を組んだため、税収だけでは歳出の半分すらまかなうことができません。
このため、巨額の国債を発行していて、将来世代に負担を先送りする状況が続いています。