22年経常収支11兆4432億円 黒字額“過去最大”の47%減
海外との貿易や投資の結果を示す去年の経常収支は、黒字額が前年比で47%減少しました。
去年1年間の国の経常収支は11兆4432億円で、黒字額が前年と比べ47%の大幅なマイナスとなりました。黒字額の減少幅として過去最大です。
要因は、エネルギー価格の高騰や円安の影響で、「貿易収支」が比較可能な1996年以降の統計で最大の赤字となったことです。
一方で、海外景気の好調で、海外の子会社から得た配当金などが増加し、「所得収支」は35兆3087億円の黒字となりました。