去年1年間の貿易収支、過去最大の赤字 円安や原油価格の高騰など影響
去年1年間の日本の貿易収支は、円安や原油価格の高騰などの影響で、過去最大の赤字となりました。
去年1年間の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、前の年と比べ輸入が39.2%増え、輸出の18.2%の伸びを大きく上回り、19兆9713億円の赤字となりました。赤字は2年連続で、比較可能な1979年以降、過去最大の赤字額となります。
欧米を中心とした海外景気の回復で自動車などの輸出が大きく増えたものの、それを上回る形で、ロシアのウクライナ侵攻による影響や円安で、原油や石炭などの輸入額が増え、輸入総額は、初めて100兆円を超えました。
また、同時に発表した12月1か月間の貿易収支も1兆4485億円の赤字で、17か月連続の赤字となりました。