焼き鳥・餃子…個性的な自販機に商機
コロナ禍に商機を見いだそうと、自動販売機が注目されています。非接触で24時間販売できるため、焼き肉や地元のスイーツなどを商品にした自動販売機が登場して、人気を呼んでいます。(取材:札幌テレビ)
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香ばしくやけたジンギスカンが食欲をそそります。この肉を購入できる自動販売機が小樽市銭函に誕生しました。24時間いつでも冷凍の肉などを購入できます。
例えば、道産牛のサーロインステーキや焼き鳥、牛サガリなど、オリジナルの商品が並びます。コロナ禍、自動販売機があれば店員とも接触しないで済みます。
こちらの客は、サガリとホルモンをお買い上げです。
客「きょう、さっそく帰って、焼き肉やります」
客「24時間やっているのは、うれしいですよね」
伊藤商事・伊藤博史社長「ここで終わるんじゃなくて、バーベキュー場や、コインパーキングなどに、お肉の自動販売機があるという違和感というのがおもしろいなと思っていて、そういうところが演出ができたらと考えています」
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ボリュームいっぱいの焼きたてギョーザです。江別市のラーメン店で人気のこのメニュー。苫小牧に本社のある『ぎょうざの宝永』のギョーザです。
ラーメン松喜・松木裕太郎さん「ニラ、ニンニクが効いていて、ボリュームもあって、すごいジューシーです」
この「ギョーザの宝永」のギョーザが、札幌に設置された自動販売機で購入できるようになりました。場所は、北区新琴似の食品会社の敷地です。
コロナの影響で「おうち時間」が増えていることからギョーザを家庭で楽しんでほしいと、自動販売機で販売されることになりました。
自販機を設置した札幌フードサービス・千釜佑太取締役「(店が)休みの日でも、夜でも買っていただけるのがメリット」
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日本海に面した小平町では、いまある自動販売機が話題となっています。
客「母と『なんだろうね』って言って、来たんです」
その名も「小平ナニコレ?!自販機」です。売られているのは小平町特産の海の幸や、地元の菓子店がつくったプリンなど。22種類もの商品が並びます。
客「『食べてみそプリン』いってみよう」
自動販売機から、プリンが崩れそうな勢いで出てきましたが…、プリンは無事でした。
客「(食べて)あ、硬い。ちょっと硬いです。中のほうはやわらかいです」
小平産の黒豆を使ったプリンを購入した別の客は─。
客は「(食べて)とてもおいしいです。後味もよくて、あまり甘くなくて」
自販機を設置した菓子店ルモンド・松浦夕菜店長「珍しいものがたくさん入っているので、ぜひ立ち寄って買ってみてください」
24時間、非接触で購入できるのもうれしい自動販売機。個性的なラインナップが人気を呼んでいます。