EV用の充電器を公道に 横浜で全国初実験
公道に置いた急速充電器から電気自動車(EV)に充電する実証実験が全国で初めて始まりました。
横浜市が8日に始めた実証実験は、公道に設置してある電気自動車などの急速充電器から駐車した車に充電ができる全国で初めての取り組みです。
公道で充電できるよう神奈川県警の特別の許可を得て行われているもので、充電する時には公道上にある充電専用の駐車スペースが利用できます。
この急速充電器は、30分間で一般的な電気自動車のバッテリーを8割程まで充電できますが、政府は2030年までにこうした充電器を現在の4倍の3万基に増やすことを目標としています。
実験は横浜市と充電インフラを整備する会社とが協力して行われていて、電気自動車のドライバーが利用しやすい充電インフラの整備を目指します。
横浜市は実験を来年の3月いっぱいまで行い、公道上で充電するメリットや課題を検証し設置場所の選定などに生かしたいとしています。