人型ロボ「ペッパー」生産停止…背景に何が
ソフトバンクグループが販売する人型ロボット、ペッパーの生産が、去年から停止されていることがわかりました。なぜ生産がストップしているのでしょうか。
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ソフトバンクグループが販売している人型ロボットの「Pepper(ペッパー)」は、店舗やオフィスなどで接客や受付に使われています。
「なんだか眠たそうですね。がっつり甘い物を食べて、今夜は早めに寝てください」
客の表情などを読み取って、おすすめメニューを紹介します。また新型コロナの宿泊療養施設では、患者の出迎えや生活のサポートなどもしています。
このペッパーの生産が、去年の夏から停止されていることがわかりました。活躍の場が広がっているように見えたのに、なぜ生産がストップしているのでしょうか。
ソフトバンクロボティクスによりますと、ペッパーは一般向けの販売よりも企業向けのレンタルが主体で、今は在庫が十分に確保できているため、新規の生産を一時停止しているということです。
また、去年イギリスなど海外の一部拠点でロボット事業の人員削減を行っていますが、ペッパーのサービスは今後も続けるとしています。