四国“お遍路”で実験 ロボットで歩行支援
遍路のかさをかぶり黒の装置をつけて歩く人。13日、香川県善通寺市で行われたのは、「歩行支援ロボット」の実証実験です。装置をつけるとセンサーがその人の歩くリズムを測定し、機械の力で手足の動きをアシストするということです。
およそ500メートルの緩やかな上り坂を実際に歩いて参加した人は――
県内在住の参加者
「雑談しながらでも楽に歩けますよ。足の上げ下げをしてもらう感じかな」
体験後には――
県内在住の参加者
「息がきれるようなこともなく順調に上がってこられて、これが機械の力かなと思いました」
県内在住の参加者
「もっとコンパクトになったら、使ってみたいなと」
この歩行支援ロボットは、既に3年前から医療機関で歩行トレーニング用として利用されていますが、今回はANAグループと連携しました。その狙いは――
ANA総合研究所 森孝司主任研究員
「地域の活性化。航空会社飛行機に乗っていただくお客様も増えると、将来的に期待できる」
WALK-MATEを開発 東京工業大学・三宅美博教授
「坂道があったり、デコボコがあったり、こういうところで、どれだけこのシステムが使えるのか。今回の実証実験の中で、どこまで僕らの技術が克服できているのかを確認したい」