新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいることを受け、政府が１０月から行う予定の行動制限緩和に向けた実証実験の内容がわかりました。

政府は、行動制限緩和に向けた実証実験を、全国１０か所程度の地区を指定した上で、飲食店やコンサートホール、ライブハウスなどを中心に行うことを検討しています。期間は１０月中の２～３週間とする方針で、結果を踏まえ、今後の感染対策に反映させる考えです。

具体的には、飲食店などの利用者にワクチン２回接種済みの証明や検査の陰性証明の確認を行い、接種済みとそうでない人で店内の利用できるエリアを分けることなどを検討しているということです。また、証明書を持参した利用者に対し、店側がクーポン券などを付与できるようにすることも検討されています。

政府は近く、具体的な実施場所や時期を公表する見通しです。