来週のJリーグ対象に行動制限“実証実験”
政府が行動制限の緩和に向けて行う実証実験について、西村経済再生担当大臣は、来週行われるJリーグの試合などを対象に進めていくことを明らかにしました。
政府は、行動制限の緩和に向けた実証実験について、10月中に地区を指定した上で、飲食店やコンサートホール、ライブハウスなどを中心に行うことを検討しています。
すでに13の自治体から実証実験に参加する表明があったことを公表していますが、イベントでの実証実験では、西村大臣は、10月6日に愛知県豊田市で行われるJリーグの試合を皮切りに行っていく方針であることを明らかにしました。その後、11月にかけてプロ野球などでも実証を行っていくということです。
飲食店での実証については、200店を超える規模で行う方針で調整しているということです。
実証実験では、QRコードなどを活用しながら、2週間後、3週間後に感染が広がっていないかどうか調べるほか、ワクチンの接種証明や陰性証明を活用するワクチン検査パッケージの運用上の問題や、コストなども検証します。
また、利用者や事業者にアンケートを実施し、利便性などの調査をするなどして、行動制限の緩和に向けた具体的な制度設計を進めていく考えです。
また、政府はこの実証実験を行った後、ワクチン検査パッケージや飲食店の第三者認証の仕組みを活用し、今後は宣言が発出されている地域でも飲食店の営業を午後9時までとし、酒の提供も可能とすることや、5人以上の会食も可能にすることなども検討する考えです。