×

バイオジェット燃料使用 民間機初フライト

2021年6月29日 22:34
バイオジェット燃料使用 民間機初フライト

機能性食品や化粧品などを手がける「ユーグレナ」が開発したミドリムシを原料としたバイオジェット燃料を使い、29日、初めて民間の飛行機がフライトを行いました。

29日、フライトを行ったのは投資家が所有するプライベートジェット機で、ユーグレナが開発したバイオジェット燃料を使い、鹿児島から羽田までのおよそ930キロを飛びました。

この燃料は、原料となるミドリムシが成長の過程で光合成し二酸化炭素を吸収するため、政府が2050年に目指すカーボンニュートラル実現に貢献できるとしています。

ただ、この燃料はミドリムシが由来となる成分はわずか1割しか含まれていません。「ユーグレナ」社は今後、その比率を上げるとともに、現在1リッターあたり1万円ほどかかる製造コストも4年後には200円以下にしたいとしています。