韓国政府 ロシア開発のワクチン導入を検討
新型コロナウイルスのワクチン供給が不安定となる中、韓国政府が、ロシアが開発したワクチンの導入を検討していることがわかりました。
韓国SBSテレビによりますと、文在寅大統領は、ロシアが開発したワクチン「スプートニクV」について、他国での接種事例や副反応などを調べ、導入の可能性を検討するよう指示したということです。
スプートニクVは近く、韓国国内の工場で委託生産が始まることになっていて、メーカーの担当者は、NNNの取材に次のように述べました。
医薬品メーカー・韓国コーラス担当者「5月中旬ごろから、商業用の生産と輸出が可能と思われる」
韓国国内での使用許可は出ていないため、当面は輸出向けの生産ですが、担当者は保健当局から問い合わせがあったことも明らかにしました。
契約済みの輸入ワクチンの導入時期が不透明になる中、韓国政府としては、供給の幅を広げる狙いがあるものとみられます。