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自動で架空数値「専用プログラム」三菱電機

2021年7月1日 11:41
自動で架空数値「専用プログラム」三菱電機

三菱電機が鉄道車両用の設備で不正な検査を行っていた問題で、架空の検査結果を自動で作成する専用のプログラムが使われていたことがわかりました。長年にわたり、組織的に不正を行っていた疑いが強まっています。

三菱電機によりますと、専用プログラムは製品の情報などを入力すると自動的に検査に合格する数値をはじき出すしくみで、不自然にならないよう、毎回違う数値が出るように設定されていました。

例えば、空調装置の冷房の性能検査で、顧客の指示と違う方法で検査したにもかかわらず、検査結果にはプログラムが導き出した架空の数値を記載していました。

このほか、鉄道車両のブレーキやドアの開け閉めに使う空気圧縮機でも一部、検査を行わないなどの不正があったということです。

長年にわたり、組織的に不正を行っていた疑いが強まっていて、三菱電機では、ほかの工場でも同様の不正がなかったか調べる方針です。

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