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“あの店”の味を自宅で 新サービス登場

2021年7月1日 19:57
“あの店”の味を自宅で 新サービス登場

飲食チェーンの味を自宅で楽しむという動きが高まっています。そのニーズに合わせ、利用者がより便利になる新たなサービスが続々と登場しています。

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「鳥のから揚げ」に「焼きザケ」。注文を受けてから作るできたて弁当を提供する割烹料理店。テイクアウト需要の高まりを受け、1年ほど前から、お弁当を売り始めました。

暫亭いろり・店主 松田篤徳さん
「(弁当など)こういうことやっているよということが世間に広がっていけば、それに乗っからない手はないと思いますから、少しでも売り上げ増進につながれば」

店主が期待するのは、7月1日から始まる、ある新しいサービス。それは、グルメ情報サイトの「ぐるなび」が、「楽天」のデリバリー事業などを引き継ぎ、一つのアプリで、イートイン予約だけでなく、デリバリーやテイクアウトなどもできるようにするというものです。

ぐるなびの加盟店は5万店以上。今後、サービスが広がれば、今まで、店に出向かなければ食べられなかった料理も、自宅などで楽しむことができるように。

利用者が便利になるサービスは、他にも。

「スシローお持ち帰り専門店、オープンしています」

都内の商店街に7月1日にオープンしたのは、「スシロー」のテイクアウト専門店。通常の店舗の店内では扱っていない商品があるといいます。

人気のサーモンやまぐろなどが入った「10種の海鮮丼」。これまでデリバリーだけの販売でしたが、今回、「テイクアウト専門店」でも販売をスタートしたのです。

また、商店街に出店したわけは、外食を控えている幅広い年代層に買ってもらう狙いもあるといいます。

テイクアウトした客
「(スシローを食べるのは)きょう初めてです。ちょっと食べさせてもらおうかなと。良かったら、それほど頻繁ではないかもしれないけど、何回か来させてもらおうかなと思ってます」

スシローでは、年内にテイクアウト専門店を15店舗オープンする予定です。

一方、あの串カツチェーンは、自宅で外食気分を味わえる商品を発表しました。

串カツ田中・取締役経営戦略部長 坂本壽男さん
「このコロナでお客さんも外食に不安を感じている。制限しているという方もいらっしゃいます。楽しく食卓を囲んでいただきたいという思いから卓上フライヤーを用意いたしました」

串カツ田中では、この卓上フライヤーを7月1日からネットショップで100台限定販売。1台7500円。別売りで買うことができる冷凍の串揚げを揚げれば、自宅で「できたて」を食べることができます。

記者
「あつあつのサクサクです。エビの身がぷりぷりしているのでカラッとあがった衣とよく合いますね」

コロナ禍の中で生まれるさまざまな外食サービス。

7月1日に発表された企業の景況感を示す「日銀短観」で、「飲食サービス」は依然、厳しいまま。ただ今後はワクチンの接種で、さらなる改善を期待する声が聞かれました。

「巣ごもり需要」をどう取り込むか、企業は工夫をこらしています。