ヒンヤリ&飛まつ防止 不織布夏マスク続々
気温の上昇とともに夏向けマスクの人気が高まっています。ヒンヤリだけど飛まつ防止効果が高いものが欲しい、という消費者のニーズに合わせて夏向けの不織布マスクが続々と登場しています。
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色とりどりのマスクが並んだ都内のマスク専門店。多くの人が手を伸ばしていたのは、肌に触れるとヒンヤリ感じる「接触冷感」のマスクです。
客「オススメみたいで、きょうわざわざ買いに来ました。夏になると普通のマスクでは暑いので」「やっぱりヒンヤリですね」
こちらの店舗では気温が上がるにつれて夏向けのマスクが人気に。さらに今年はその中でも。
マスクドットコム 八重洲地下街店・高畑紗綾店長「接触冷感タイプの不織布マスクを、今年は取り扱うようになっています。マスク生活から1年以上たっているので、皆さんはより快適にというところを求める方がとても多くなっていますね」
飛まつ防止効果が高い不織布に、夏向けの特性が備わったマスクが増えているというのです。今週にも梅雨明けする見込みの関東地方。本格的な夏の訪れを前に大手企業が続々、夏向けの不織布マスクに参入しています。
ユニ・チャームが13日、発売したのはキシリトールを配合した不織布マスク。呼吸に反応し、マスクの表面温度がさがるといいます。花王からは「特殊なフィルター」を組み込んだという不織布マスク。
花王パーソナルヘルス事業部・鈴木佑衣さん「マスクの内側の部分に吸熱フィルターが入っていまして、マスク内のこもった熱を吸収して外に逃がしてくれるので、マスク内の温度上昇を抑えることができます」
数時間、爽快感が続くということです。そして大王製紙では、不快なマスク蒸れを解消する通気性に優れた不織布マスクを販売しています。
また「しまむら」は、お手頃なマスクを先週から発売。50枚入りで値段は税込み649円。1枚あたり13円ほど、マスク生活を快適に過ごしてほしいということです。
続々登場する夏向け不織布マスクに街の人は。
「毎日ずっとつけるものなので、快適に過ごせるのであればいい」「ちょっと試してみたいなと思います。選択肢が増えるのはいいことじゃないかなと」
そして、不織布マスク専用の“アイテム”も登場。
ハートウエル代表取締役・池永将成さん「冷感のマスクカバーという形になってまして。(一般の)不織布マスクを挿入することによって繰り返し使用することができる」
作ったのは「高級タオル」としてしられる今治タオルの製造・販売をするメーカ-。マスクカバーにはその強みを生かした特長が。
池永将成さん「やはり肌触りのよさ。今治タオルの認証がついていますので、汗等もしっかり吸って発散して乾いてくれる」
不織布マスクによる肌荒れが気になる人に好評だということです。2度目となるコロナ禍の夏。感染対策と暑さ対策を両立できる夏向けマスクや関連商品が増えていきそうです。