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太平洋クロマグロ 来年から漁獲枠増で合意

2021年7月29日 21:49
太平洋クロマグロ 来年から漁獲枠増で合意

資源量の減少が心配されている太平洋クロマグロについての国際会議が開かれ、来年から漁獲枠を増やす方針で合意しました。

太平洋のクロマグロをめぐっては、乱獲を防ぎ、漁業資源を守るために、漁を行う国々に厳しい漁獲枠が決められています。

水産庁は、資源管理の成果により太平洋のクロマグロの量に回復傾向が見られるなどとして、27日から開かれていた国際会議で小型魚、大型魚ともに20%の増枠を提案していました。その結果、最終日の29日、小型魚は現状の漁獲枠を維持、大型魚は15%増枠する方針で合意したと発表しました。

水産庁は4年前から漁獲枠を増やすことを提案していましたが、関係国の同意を得られたのは今回が初めてです。

増枠の方針は今年中にあと3回開かれる国際会議で検討され、全ての会議で合意されれば、来年から適用されます。