カメムシが全国的に大量発生し、26都府県が注意報を出しています。

農林水産省によりますと、ナシやモモなど幅広い果実に被害をもたらす果樹カメムシ類が全国で大量に発生し、22日までに26都府県が注意報を出しているということです。

千葉県では平年の7倍もの発生が確認され、10年ぶりに注意報を出したということです。

また、栃木県では平年と比べて10倍以上の数が確認されるなど、ことしは異例の大量発生となっています。

温暖化などの影響で冬を生き残った成虫が増えたことが原因とみられ、農水省は、都道府県の発表する情報を参考に、カメムシが確認されたら速やかにネットを張るなどの防虫対策をするよう、呼びかけています。